2011年2月17日木曜日

夢のかけらNo.61『二つの看板』 2011年2月17日号

年末年始にふたつの「花」の付く看板を作りしこと

昨年の十二月、食事の店の看板を作った。

「季節料理 花門」

















95cm×50cm×4cmの楠の板に文字を彫った。

季節料理は白緑に、花門は白に塗った。

季節料理の中の一ヶ所だけはオレンジに塗った。

新築のお店の黒い壁の上に白く浮き上がる店名がいいポイントを作ったと思っている。

JR日田駅から二分という地の利もあり、親子二代で腕をふるう料理はおいしいと評判で、お店は客で賑わっている。

わたしの書の大作も店内に飾らせて頂いている。


そしてもう一軒。花門の店長の甥が福岡で姉妹店「季節料理 花唄」を二月十八日にオープンすることになった。

















そこで、かまぼこ板やの高瀬君にお願いして、国産のモミの木を用意して頂いた。

210cm×59cm×7cmと大きい。

とても一人では持てない。

楠とは違って彫りにくく悪戦苦闘。

指圧の先生のところに二回も行った。

全体の塗装は風雨にも耐えるようにプロに頼んだ。

文字部分は白に塗り、ワンポイントで朱と黄緑を入れた。

二つの看板とも色付けの時は、花門の若主人、花唄の主人(いとこ同士)に手伝わせた。

花唄のときは、わたしは指示するだけでほとんど手を出さなかった。

自分たちのお店をスタートするのにいい思い出になったものと思う。

看板は今までかなり作らせて頂いたが、それぞれに繁盛し、幸多かれと願う。



花門
877-0013 大分県日田市元町78
問い合わせ 0973-22-1337

花唄 
812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南5-4-1
問い合わせ 092-474-0780

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