前回61号で、今井正雄写真短歌集『うたげしき』の出版をお手伝いしたことで、二人で展示会をやりましょうと話が進んだことをお知らせしました。
叩きつけられた筆から墨が飛ぶ
そっと置かれた筆から墨がにじむ
紙の上でドラマが始まる
登場人物は文字
からみ合う文字の群れ
瞬発力
獰猛な意思
情が語られ
無常が説かれる
凛々と響く空間
凝縮された時間
書は墨が織りなすドラマ
四の一例です。A4サイズ。
しかし、よく考えてみると、とても大変なことに気付きました。
今井氏は、すでに写真も短歌も出来上がっています。
それは動かしようがありません。作詞作曲はすでに出来上がっています。
私は、演奏者、歌手の役割だと考えました。
『書』を書く者は、今回に限らず、演奏者であり指揮者であると思います。
文字も詩文も勝手に変える訳にはいかないからです。
そして、四つの方法を考えました。
すでに本の中で試みている五点。
写真と書をあえて同サイズ同額とする。
写真の額入り作品を書作品で包む。
写真を切り貼りしてコラージュした中に短歌を書く。
四は冒険です。
どうなるか分かりません。先のたとえで言えば、作詞はいじりませんが曲は勝手にアレンジすることになります。
そして、まったく別の作品にしようと思うわけです。
ここまでやると初めてコラボと言えるかもしれません。
それは今井氏ファンからはヒンシュクを買うかもしれません。
それだけに面白くなるかもしれません。やってみないと分かりません。
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